我が町一関は、もち食文化の里。お餅を食べる機会もたくさんあり、町全体でも「もち」で盛り上がっております。
そんな一関で、「おもちのお酒ってないよね?じゃあ造ってみよう!」と若旦那。これが昨年のお話。
早速試験醸造的に、もち米は一関もちの里生産組合産の「こがねもち100%」使用。醸造は一関市の磐乃井酒造さんにお願いして
「結」という名前で300本リリース。あっという間に完売。初めてのもち米の酒の味わいに多くの「美味しい」「ワインみたい」との反響を頂きました。
今年もまたリリースしようと、春からもち米の依頼からら始まりました。秋には収穫を見学させて頂き、磐乃井酒造様との醸造計画も立て着々と準備をしてまいりました。
一番の問題はネーミング。昨年の「結」とは違った何かインパクトのあるそれでいて地域にも密着したような…
中々良いネーミングが浮かばない中、もち米の収穫も終わり、秋も深まったある日、昨年の「結」を飲んで考えようと、一口飲んで見たら・・・
思わずうなるほどの味わいの変化にびっくり。まるでワインを寝かせて味が開いたような熟成感をフレッシュさが見事に調和した時間のなせるわざのような…
これは神様のいたずらか、神様の御心次第まさに「神のみぞ知る」味わいだなぁと。
もう、これはストレートにこの名前でリリースしようと。「神のみぞ知る」に決定しました。
お酒ができるまでには、原料の良さ、蔵元の技術の高さはもちろんです。
さらにお米の神様、水の神様、酒蔵の神様、時間の神様、熟成の神様等々、色んな神様が見守っています。そんな思いも含めてのネーミングとなっております。
是非その味わいをお試しください。